米助言會社、新生銀の防衛策を支持 株主の「國」からは質問狀

小出大貴
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 新生銀行が25日の臨時株主総會に提案しているSBIホールディングスに対する買収防衛策について、機関投資家議決権行使の助言をする米グラスルイスが支持していることが明らかになった。防衛策の承認をめざす新生銀にとって追い風となる可能性がある。

 グラスルイスは、SBIが株式公開買い付け(TOB)での新生銀株の買い付け上限を48%にしていることについて、株主の一部が少數株主として殘ってしまうことなどから、「投資家にとって明らかに不公平」などと指摘。TOB後には「取締役や経営幹部の交代、経営戦略の改定など一方的なリストラが続く」と懸念を示し、防衛策への支持を明言している。新生銀が抱える公的資金の返済について、具體策を示していない點も批判している。

 一方、新生銀株を約2割握るSBIに次ぐ株主で、國の機関である預金保険機構は5日、新生銀とSBIそれぞれに質問書を送付。新生銀には株価を高めるための注力事業や今後の経営方針、SBIにはTOB後の相乗効果などを尋ねた。回答期限を12日までとしている。同機構は新生銀の前身、日本長期信用銀行経営破綻(はたん)し、國から公的資金の注入を受けたことから株主になっている。(小出大貴)