スーダン軍トップ、文民出身の閣僚4人解放へ クーデターで拘束

アディスアベバ=遠藤雄司
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 スーダン軍トップのブルハン氏が4日、先月のクーデターで拘束していた元暫定政権の情報相など閣僚4人を解放することを決めた。國営通信が伝えた。ロイター通信によると、拘束が続いている閣僚は他にもいて、裁判にかけられる可能性があるという。

 ロイター通信によると、ブルハン氏はこの日、國連のグテーレス事務総長やブリンケン米國務長官と電話協議していた。グテーレス氏はブルハン氏に対して憲法による民政移管の手続きを回復するよう要求。ブリンケン氏も、クーデター後に拘束された政治家の即時解放や、ハムドク氏を首相に復帰させて文民統治の回復に向けた対話に戻るよう求めたという。

 ブルハン氏率いるスーダン軍は10月25日、暫定政権のハムドク首相や文民出身の閣僚らを拘束。暫定政権を解散し、非常事態宣言を発令していた。ハムドク氏は翌26日に自宅に戻ることを許されたが、軟禁狀態にあるとみられる。

 ブルハン氏は2023年の選挙を予定通り実施し、民政移管すると強調しているが、國內各地で軍に反発する大規模なデモが相次いでいる。國連や歐米諸國アフリカ連合なども軍を批判し、暫定政権の回復を求めてきた。(アディスアベバ=遠藤雄司