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変異株に新たな分類、要監視の「VUM」 デルタプラスなど指定

新型コロナウイルス

下司佳代子
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 國立感染癥研究所は、新型コロナウイルスの変異株について新たな分類を導入した。これまでの「懸念される変異株」(VOC)と「注目すべき変異株」(VOI)の下に、「監視下の変異株」(VUM)を新設。デルタ株から派生した「デルタプラス」とも呼ばれる「AY?4?2」などを指定した。

 変異株の分類は、世界保健機関(WHO)の定義を準用する形で運用してきた。VUMはWHOが9月に新設し、各國にさらなる監視や研究の強化を求めたため、感染研は10月28日から導入した。発生狀況や基本的な性質、特徴の情報を収集する対象にする。監視から早期対応につなげることが目的だ。

 VUMの対象は、ウイルスの感染力などへの影響が疑われる遺伝子の変異があるが、疫學的な影響が不明で監視強化が必要なもの。一時はVOCやVOIに指定されたが、感染例が激減したものなども含まれる。

 感染研は國內の流行狀況を加味して、WHOから獨立して変異株を指定している。10月28日時點で、VOCは南アフリカ由來のベータ株、ブラジル由來のガンマ株、第5波で流行の中心となったインド由來のデルタ株の3種類。VOIはない。VUMは、第4波の中心だったアルファ株のほか、南米で広がったラムダ株やミュー株など5種類を指定した。

 「AY?4?2」はデルタ株にさらに変異が加わったもので、ワクチンが効きにくくなる可能性は低いとみられるが、感染力の変化などは十分わかっていない。國內でも8月28日に英國滯在歴のある人から検疫で見つかった。(下司佳代子)

【國內での変異株の分類】10月28日時點

●懸念される変異株(VOC)

ベータ株、ガンマ株、デルタ株

●注目すべき変異株(VOI)

該當なし

●監視下の変異株(VUM)

アルファ株、カッパ株、ラムダ株、ミュー株、AY?4?2(デルタプラス)

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